上の図は Tajikistanのおもな生態系について、標高、降水量、水条件(河川からの近さ、水色)等で表現したものである。
標高(図ー右側に軸)は400mから3500m、降水量(雲形の曲線)は200mmから1600mmの範囲を示す。クリモグラフ(気温と降水量の年変化)は”気温”の紹介を参照ください。おもな生態系は(A):Hiland Ecosystem(おもにパミール),(B): Juniper Forest (ビャクシン林),(C):Poplar Forest (ポプラ林), (D): Fruits Tree Ecosystem (果樹園), (E): Desert Ecosystem 沙漠生態系である。以下に5つの生態系について概説する。
おもな果樹園 | Tajikistanにおける、おもな果樹をあげると次のようである。アプリコット、アーモンド、ピスタチオ、ブドウ、クルミ、クワの実、リンゴ、ピラカンサ、野生のチェリー、野生の木の実。地元住民の多くは、アプリコットを栽培している。樹幹距離はおよそ4-5mである。植栽数年目に接ぎ木や芽接ぎをして多収穫をめざす。用途は生食、乾燥してお湯で湯がいて食べる。ジュースにする。ジャムの需要も多い(上段左、下段下)。収穫物は家屋の屋根(平坦)で乾かす(上段中)。ピスタチオの林は緩い斜面を利用して栽培する(上段右)。アーモンドの実はピンク色をしている(中段左)。クワの実には2種類ある。白(下段右)と黒(中段右)である。中の写真は野生種の木の実?である。南部の乾燥地帯にはピスタチオの天然林があり、保護林として保全されている。リンゴは4種程度植林されているが、パミールにある谷の一つである、Vanch谷には、天山山脈から続く天然のリンゴ林が見られる。 |
---|
Tajikistanの沙漠と砂漠化現象 | 砂漠化現象は乾燥地に起こる一種の荒廃した生態系のひとつである。原因の多くは社会科学的なもの、あるいは自然科学的なもの、それらを総合したものなどがある。これまで人間が引き起こしたとされる地球温暖化との関連で議論されることがおおい。 |
---|